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明治人の明るさ
日清戦争という大きな戦争を初めて経験する日本。
その中で秋山兄弟も出征し、子規(以下、ノボさんと呼ばせてもらう)は病床で戦報を聞くことになる。
海外の戦場で活躍している真之を想像したとき、ノボさんはどのような気持ちになったのだろう。きっと羨ましかっただろう。それでもノボさんは恨みごとを言わない。帰ってきた真之とも将来に向けた話をする。この爽やかさこそが、司馬さんが描きたかった「明治の青春」なのだと思う。
死期が近いことを悟りながら、明るさを失わなかったノボさん。司馬さんが主人公の一人に選んだ理由が分かる。
丁寧な包装でした
エアパッキンできちんと包装されていました。商品も新品同様で満足度高しです。
大国の戦争の時代
ロシアの建国史に大幅な頁数をさいている。
幕末から明治期、日清戦争から日露戦争へと続く世界的な動乱の時代、どのように各国の思惑が絡み合って戦争が起きてきたのかが詳細に綴られる。
今まで漠然としていたものがクリアになった。すごい。非常に勉強になる。
主人公3人もそれぞれが際だってきたが、正岡子規がものすごく魅力的。
1度会ってみたかった。
ただ、戦争とは悲惨なものだということを念頭に読み進めたい。
《男の生きざま》。
今、第1巻を読了して、第2巻を読んでいる所である。作品を読んでいて、一番感じることは、やはり《男の生きざま》である。老いも若きも退廃して使いものにならなくなってしまった、今の日本の男達とは、全然違う。やはり、新たな国を造り上げていった《明治男》達の魂は、今時の根性の腐った男達とは、全然違う。今、こういう《気概》を持って生きている男と言えば、《ロック》系と《ヒップホップ》系ぐらいだろうか?魂の腐った外道のような男達に、読ませてやりたい名作だと思います。
歴史が動きつつある2巻目
全8巻からなる、日露戦争を中心に描いた歴史小説の2巻目。
だんだん時代が動いてきましたね〜。
3人の主人公たち、秋山好古・秋山真之・正岡子規もその流れの真っ只中にいます。
この巻では日清戦争が起き、まだ国体として脆弱な日本が描かれてます。
ご承知の通り日清戦争では、日本が勝利したわけですが、必ずしも日本が強かったわけではなく、清国自体が国としてのまとまりに欠けてたからだと描かれてます。
こんなこと、教科書に書いてありませんでしたよ〜。(^^;;
やっぱり歴史は「教科書」ではなく、なぜか?を考える哲学=人間のドラマとして捉えると理解が深まるかもしれません。
日清戦争で、清の軍人に降伏を勧めるシーンがあります。
日本は薩摩軍人の伊東が指揮していたのですが、
要するに清国も明治維新をやれと申し送ってるのです。
勝った国が無慈悲に服従させるのではなく、
こうやったらもっと強くなりますよ、と一種のコンサルタントみたいなことをやってるのです!
偉いびっくりしましたね、僕は。
薩摩の人は、こういった傾向があるようです。
戦いが終わったらノーサイドどころじゃなく、
手厚く持て成すってのが、現代人の僕も見習わなくちゃいけないとこです。
あと途中、司馬が歴史科学について苦言を呈しているところがあります。
「たとえば水素は悪玉で酸素は善玉であるというようなことはないであろう。そういうことは絶対にないという場所ではじめて科学というものが成立するのだが、ある種の歴史科学の不幸は、むしろ逆に悪玉と善玉とわける地点から成立してゆくというところにある」
もちろん『坂の上の雲』は、こうした歴史科学とは正反対の小説です。
2巻目も「俯瞰」で捉えた眼で、ダイナミックな歴史を追っております。
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坂の上の雲〈2〉 文春文庫 司馬 遼太郎 (著) (1999/01) 評価:★★
2006/06/13 07:28明治日本の命運を決した日露戦争を、秋山兄弟を軸に勝利までの長い道のりを描いた長編
2006/04/15 23:49